こんにちは、TAKAです。
40のITサラリーマン、ブログ始めたばかりのオッサンです。
先日、下記つぶやきをしました。
読了後、時間が空いてしまった。なぜかというと、頭の整理が追い付かないほど刺さる内容が多かったから。良い本に巡り合いました。
その中でもかなり序盤に惹かれた言葉、「誰に」が大事という話を深堀します。
「誰に」だけが大事
ちくま新書『いますぐ書け、の文章法』堀井 憲一郎 (著) の序盤、下記のように書かれていた。
- 誰に何を伝えたいかにおいて「誰に」だけが大事。
- 何を伝えたいかはは後回し。
これが私にとっては衝撃だった。
本を読むまでは、私はこう考えていた。
- 誰向けとか考える余裕ないから「誰に」は後回し。
- 「誰」というのは想像で絞り込んだ「多数」。
誰向けとか考える余裕ないから後回し。ではダメ。
自分のブログの過去記事を読み返すと、『 誰向けの記事なのか~~考える余裕がない』とか言いきってて、完全に真逆なんですよね。(当時の記事)
「いますぐ書け、の文章法」では「誰に」だけが大事。内容すら後回しにせよと。そういう風に考えてなかった。「誰に」が決まると伝えたいことが湧いてくるはずだと。
「誰」というのは想像で絞り込んだ「多数」。ではなく知人でOK。
「いますぐ書け、の文章法」 では、「誰か」は、家族や友人など、具体的な誰か1人を思い浮かべるというニュアンスなんです。
私は誤解していて「誰か」とは、ある程度条件は特定しておいた「多数」だと思っていたのです。例えば、ブログ初心者向けの超優良サイト「クロネのブログ講座」の解説をお借りします。
例えば、ブログの書き方を 「ブログ初心者」に説明するのと、 「100記事以上書いているブロガー」に説明するのとでは、 書く内容が全然違いますよね。
このとき、「ブログ初心者」という「絞り込みつつも多数」の「顔をしらない人」向けに記事を書くという意味と捉えていたのです。
でも、そうじゃないんだと。本当にブログ始めたばかりの私の友人Aさんに向けて書け(そういう気持ちで書け)ということ。
「多数の知らない人」向けの気持ちで書くのは敷居が高い。なので、知ってる友人Aさんに向けて書く、そういう気持ちで書くということ。結果的に、友人Aさんと同じ状況の多数に向けて書いてるのですが、ここでは「どういう気持ちで書くか」の問題で語ってます。知人宛の気持ちで書けと。
思い当たったこと
「誰に」だけが大事、と言われて、私の心で弾けたものがありました。『そういえば、日々の仕事では、メールはスムーズに書ける』んです。
そういえば、メールだと筆が進むのはなぜなんだ?
思えば、具体的に顔が浮かぶ人に出すメールでは、自然と伝えたいことがあり、相手の得意領域や業務状況・性格を踏まえて、どうやって伝えようか言葉を選ぶ。自然に「その人に伝える」ことに集中する。
相手がわかっていると、例えば、
- あの人は、ベテランだけど慎重派だから、背中を押そう、とか
- その人は、初心者ながら好奇心旺盛だから、新規作業を進めてみよう、とか
そう、顔を見て(思い浮かべて)伝える、これが重要だったんだ。
ペルソナの代わりに
ペルソナをやるといいよ、って言われる。ペルソナとは、具体的な空想の登場人物を定義して考えようという手法。(参考記事:誰でもできるペルソナの作り方)
参考記事のような事例を見ていつも思うのが「よくそこまで妄想できるな」です。あれ、やろうと思ってもできないって。。。
ならば、ペルソナの代わりに、具体的に身近の人を定義しましょう。その方が手っ取り早い。
例えば、思いつく身近な人物。 私の中では具体的な名前・性格まで当てはめている。
- Aさん: 期待の女性新人。 好奇心旺盛で怖いもの知らず。
「Aさん向けに」何か書こうと考える。Aさんが新人として困ってそうなこととか、Aさんなら将来期待する姿はこうだなとか、想像すると「何を伝えるか」なんて決まってくるよね、という話。
最後に、王道に戻る。
ここまで「誰に」だけが大事を意識したあとに、王道に戻ると、さらにいい記事になりそうな気がしてくる。おすすめは、ここでも 「クロネのブログ講座」 の記事がわかりやすいので紹介。『書き込むだけで「役に立つブログ記事」が発見できるシート』がすごくわかりやすい。

クロネさんの記事を読んでから、こう考えてみました。
- まず「誰」という個人を決める。
そして、その人の顔を思い浮かべて
- どういう困りごと・悩み事について、
- どうなってほしいから、
- どういうメッセージを、
- どうやったら伝わるかを考える。
って思えば、記事が書きやすくなるっていう話。これはいい。
まとめ
「誰に向けて」が大事、ということについて考え方を改めてみると、ブログ記事の筆が進む。というお話。良ければ参考にしてみてください。
ちくま新書『いますぐ書け、の文章法』堀井 憲一郎 (著) には、他にも参考になる話や言葉がたくさん詰まっています。一読の価値ありです。
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