2020年1月1日(水)元旦。年明けましたね。今年もどうぞよろしくお願いします。
年賀状とお雑煮
我が家の新年は、毎年決まっている。私以外の家族は深夜のうちに初詣を済ませ、朝寝坊する。私はここ数年、夜が起きていられず寝ている。
朝は、逆に私が先に起きて、家族はゆっくりしている。先に年賀状を見て、昼頃に皆で雑煮を食べる。
毎年変わらないな。さあ年が明けた。新たな気持ちでやっていきましょう。
今年の抱負
新年あけました。おめでとうございます。新年が明けました。
昨年、色々と自分なりに挑戦し行動し、終盤は若干の迷走と心が折れることもありました。なるべく自らを追い込み、努力し成果を出すことに生きがいを見出そうとしていたと思う。そんな中で、案外自分を支えていた信念が脆かったり、外圧には強いと思ってたら簡単にポッキりと挫けたりして、不思議ですが新しい自分を見つけた気がしています。
今年は、そんな自分に対して厳しさだけでなく少し許容し、挑戦する方向性も、もう少し選択肢を増やしていき、気持ちの余裕を持って過ごしたい。
選択肢を増やす。それが今年の目標だ。そのために新しい行動を起こす。新しい人との出会いのための行動をする。10年以上あってない人にも積極的に会う。色んなことを見聞きし挑戦する。
そして、どこかの誰かに役立ってると実感できる仕事を目指す。そういう年にしたい。
現状の業種・業態のネガティブな側面
社内SE業務をやってます。グループ系の社内システムを専門でみる子会社でがんばってます。
さて、現在のお仕事、去年こなした仕事を思い起こすと正直誰のためになったんだろうなって思う仕事ばかりなんですよね。
「え、そうはいっても、誰かの役には立ったでしょう?」
うん。。。そうですね。。親会社というお客様からの仕事をしましたし、親会社のお役には立てたと思う。ではその親会社の発注部門である情報システム部門は何のためにその仕事を私たちに発注してくれたのか。
ここに社内SEの悲しいサガがある。その情報システム部門にっても社内案件。上の決定に従って仕事をしていただけ。ではその上の決定とは何か。それは会社の業績安定のための「費用削減」という仕事なのです。
そう、ほとんどの業務は「システムの移行・統合」「システムのクローズ」「運用費用削減施策」など。そして、業態の最大の悲しみは、これらの費用削減により、最後は下請け発注額の減少につながる。下請けからすれば自分たちの人員整理を考えざるを得ない。直接的ではないものの広義のリストラ(再構築)と言え、その片棒を担いでいることになる。
その仕事に胸を張れるか。
会社にもよると思いますが、社内システムというはコストセンターと呼ばれ、原理原則として、理想は人件費ゼロが望ましい部隊なのです。経理や受発注なんて、究極的には人件費不要で、チョチョイとやれたら経営的にはうれしい。
そして、社内SEというコストセンターの場合、会社や部門の理念やビジョンが曖昧になってくる。SI自体が所詮は手段なのだ。
有名な話に、「お客様が欲しいのは、ドリルじゃない、ドリルで得られるかもしれない穴だ」という話がある。SIerはドリルを売る業者のようなものだ。ドリルでは穴が開くのかはわからない。もし穴が開かないと、
- ドリルを売ることしかできない業者は、真の価値である穴を提供できず、
- お客様もドリル買ったけど、使えない道具として倉庫にしまっておくしかない。
SIerの提供するシステムもこのドリルと同じ運命になりかねない、非常に危うい道具なのだと思う。
- システムを提供することができないSIerは、お客様が、、、いや経営者が求める真の価値が提供できるのか
- 経営者側は高いシステム構築を決済して価値は発揮できているか。経営価値の有無より、金をかけたという理由だけで使わせていないか。
このような思考は、どのような業態でも陥りやすいロジックかもしれない。そうなってくると、胸を張って、「おれ、こんな仕事している」って言いにくくなってくる。だって、このロジックだと「意味のない、倉庫行きの道具作ってるんだ」っていうことになってしまうから。
理念・ビジョンの重要性
ちょっとネガティブな思考ロジックに入ってしまった。こういう時にこそ原点に回帰するのがいい。だからこそ、企業理念とかビジョンとかって大事。
何をするにも、その企業理念の達成のためにやってるんだ、って思えるすばらしい理念を持つ企業なら素晴らしいですね。
いまだに活躍している会社って、こういった理念にブレないメッセージ性を持ち、そして経営側が苦しい時にちゃんと正しい判断ができる。そういう企業が生き残り活躍で来ているのだと思う。
私の会社は子会社という性質から非常に難しい立ち位置にいる。理念もどうしても親会社の役に立てという方針になる。親会社につぶれろと言われたらつぶれるのだろうかと、本気で心配になる。
そういう親会社側はもっと苦しいということを意味する。子会社を守るべきが守れないということなのだから。今、親は子に、お金ないからご飯を我慢せよ、という状況だということだ。親だってそうしたくてしているわけじゃないだろう。経営が難しい局面にいるということの証拠なのだ。
日本には長寿企業が多いというのは有名だが、今、第四次産業革命とも呼ばれる新たな荒波が押し寄せている。長寿企業だからと言って生き残るとは限らないだろう。あるいは規模を縮小して生き残るのか。今後が見ものだし、自分もいざというときに正しく判断できるようになっておきたいものだ。
先日「しんがり 山一證券最後の12人 (講談社文庫)」を読んだばかりなので、「あの山一でさえ」という想いもある。まあ、あれは粉飾という経理犯罪があったわけだが、その根源に潜む組織の腐敗などを考えると、凄く日本的な部分があった。そう思うと、どんな企業でもちょっとしたことで経営バランスを崩すかもしれない。
今日という一日を振り返ると
- 年賀状みて、雑煮食って
- 今年はどうしようか、抱負を考えつつ
- 夜は飲みに行くので、
- そんなこんなで先行してブログ更新
ということで、年が明けました。令和二年、今年も頑張っていきましょう。
引き続き、このブログの日記カテゴリは力を抜いて好き放題書きます。Twitterもやってますので良ければフォローお願いします。
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