キーワード・カテゴリ・タグについて

キーワード
記事を探すときにどのような検索キーワードを期待するかを設定するための項目です。SEO的には無意味。Googleこの項目を見ないことを明言しています。
Google does not use the keywords meta tag in web ranking
カテゴリとタグ

カテゴリもタグも記事を分類するのに使います。キーワードと根本的な位置づけが違いブログ管理のために使いブログ構造に直結します。カテゴリ・タがしっかり管理できているサイトはSEO的にも有利。しっかり管理しましょう。
カテゴリ
カテゴリによる記事の分類は、パソコンのフォルダ構造のようなイメージです。このため、カテゴリは親子関係を構築できます。
記事を分類するとき、パソコンのどこのフォルダに置くか、という感覚と同じで、優秀なブログほどカテゴリはキレイにまとまっています。
WordPressでは、パソコンのフォルダ構造と違い、ひとつの記事を複数のカテゴリに所属させることが可能です。
タグ
タグによる記事の分類は、名札や値札のような「付け札」のようなもの。記事そのものにタグをつけておき、タグ名さえ知っていればすぐに辿りつけるという性質を目指した仕掛けです。記事に付けるものなので、カテゴリと違ってタグには親子関係はありません。
記事を分類するとき、特定のタグをつけておくことで、格納カテゴリはバラバラの記事をタグで簡単に集めることができます。
WordPressでは一つの記事に複数のタグをつけることができます。
カテゴリ・タグの現実世界の具体例

居酒屋のメニューを例に考えてみます
カテゴリ例
- アルコールドリンク
- ソフトドリンク
- 一品
- サラダ
- 刺身
- 揚げ物
- 串
- 鍋・雑炊
タグ例
- ヘルシーメニュー
- 料理長のおすすめ
- お値打ち
など。タグはカテゴリをまたいでピックアップしたい分類になります。
メニュー表にどのように掲載するかは、ブログでいうところのトップページレイアウトです。カテゴリを中心にのせるか、タグを中心に載せるか、管理者の腕の見せ所です。
失敗談

ブログ始めたころ、ここまででまとめたようなキーワード・カテゴリ・タグの違いがわかってませんでした。
そのためにたくさん失敗しました。
メニューとカテゴリが混同

ブログを始めた頃、ヘッダメニューとカテゴリは同じだろうと思ってました。正しくは「同じにする手はあるが、同じ性質のものではない」ものです。
- メニューは読者を記事に導くためのもの
- カテゴリは記事を管理するためのもの
メニュー=カテゴリとする手はあります。
その場合、カテゴリは読者がサイト訪問してくれた際に、判断しやすい分け方にすべきでしょう。
私の場合は、「何も考えてなかった」です。カテゴリポリシーがなかった。
カテゴリのポリシーがなく、カテゴリとメニューの違いも知らない私は、属性の近いブログを探して、そのメニューをカテゴリとしてマネしました。
カテゴリは以下のようなものでした
- IT技術
- 仕事
- 趣味
- 日記
私はこれをマネしようと思ったのです。なぜなら、
- 「IT技術」には興味持っている
- 「仕事」の愚痴もたまっている
- 「趣味」とか好きなことも発信してみたい
- 「日記」的なテーマのない戯言も書きたい。
自分にもマッチしそうだと安易にマネしました。しかし、毎回記事を書くたびにうまく分類できませんでした。
記事分類に迷う時は、下記のいずれかです
- 仕事が趣味みたいなもの(仕事?趣味?)
- 仕事のことしか書けない一日がある(仕事?日記?)
- ITの仕事をしている(仕事?IT技術?)
メニュー表示としてはよいのかもしれませんが、記事のカテゴリ分けとしては、私にとってはあってなかったのでしょう。
キーワード・タグが混同

キーワードとタグも、違いがよくわかってなかった。どちらも「検索」に活用されるんだろうという直感だった。
- キーワードは、HTMLタグのメタタグの値
- タグは、サイト管理者が使う
そもそも全く性質が違う。そんなことも理解せず、どうしていたか。
キーワードとタグは、同じものを埋めていた。ヒドいものでタグは気づけば300を超えていた。200記事を越えて、意味のないことだとようやく理解し全て消した…(気づくの遅すぎ)
反省すべきは、気づきの遅さ…
ブログ始めた当初からそこまで考慮できるかというと無理。だからといって200記事も書いてからでは遅すぎた。
特にカテゴリの矛盾に気づくべきだった。気づけたはず。
カテゴリについては記事を迷わず分類できる姿を目指すべき。WordPressでは記事を複数のカテゴリに所属させることができてしまうことが、落とし穴の一つかもしれない。

改善・テクニック

キーワードはこだわらない
検索エンジンのための設定項目。一見、たくさん設定するのが良さそうに見える項目ですが、先人たちによる「キーワード乱用」により無意味な項目になりました。
下記のとおり、Googleではこの項目を見ないことを明言しています。
Google does not use the keywords meta tag in web ranking
よって「キーワード何にしよう」とか悩むくらいなら時間の無駄なのでゼロでいい。
ただし、いつGoogleは検索エンジンの仕様を公開していませんし、内部的にどのような利用しているかは不明です。仕様変更もあるかもしれない。
なので適切な項目を適切に使うことが正しい判断です。タイトルに含まれるワードを2~3個つけておくのが妥当です。
カテゴリ・タグは増やし過ぎない
分類なので無限に考えられます。動物の分類とかいったらいくつあるんでしょう。でも私たちが考えるのは個人ブログ。個人で何とかなる数に収めた方が管理しやすいでしょう。
なお、パソコンのフォルダをイメージすると、管理できればいくらでも増やして良さそうですが、「読者目線」としても考慮すると、増やし過ぎない方がいいです。
目安は、3~7個 。人の感覚的に分類しやすい数字だそうです。もし7つ以上のカテゴリになる場合は、サブカテゴリ化(親子化)の検討しましょう。
カテゴリ分けを制することができるとブログは一気に見通し良くなります。
なお、初めからきっちりカテゴリ決めるのは難しいです。下手にハマるくらいなら、初めのうちは雑記1つにしておきましょう。適度にシリーズ化できそうなものにタグをつけていきます。徐々にタグというよりカテゴリだと判断できそうならカテゴリに変換して徐々に分類していきましょう。
なお、タグからカテゴリへの変換はツールで簡単にできます。

200記事以上書いてから今更ながら整理しようとしている私は大変な状況。私のような遠回りをする必要はありません。早いうちにカテゴリを整理することをおすすめします。
タグへの反省
私なんか、タグをキーワードみたいなものと勘違いしたものだから、管理という概念もなく。
しかしタグは、管理側が活用することに意味があります。
ブログでは、「タグ」を指定してメニューを作れます。現実世界のキャンペーンさながらでレイアウトに活用しましょう。
乱用により活用できなくなるなら使わない方がマシだと考えましょう。
初めのうちは「ブックマークを付ける」ような感覚で使い始めるのがいいのではないでしょうか。カテゴリ分けの布石として活用。
まとめ
初めからカテゴリやタグを意識するのは難しくても、記事が20~30くらいになったら、カテゴリやタグにも気を配りたい。そのためにもしっかり基本的な概念を抑えた方がよさそうです。
カテゴリ・タグは適切な数でしっかり管理したほうがSEO的によいです。キーワードはSEO的に意味ないということも知っておきましょう。
なお、カテゴリ・タグが上手く管理できることはSEO的によいのはもちろんですが、何より管理者にとって保守しやすくなります。ブログを長く続けるには重要ですね。
コメント